日用品に潜む環境ホルモンの危険性|札幌市西区 クラマス歯科|金属アレルギー、メタルフリー治療|歯科医院 歯医者

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日用品に潜む環境ホルモンの危険性

ビスフェノールA・オクチルフェノール・ノニルフェノールなどの注意が必要な内分泌かく乱物質は、以下のアイテムに使用されています。高温で溶け出す危険性があるため、食器類など口に触れるものは注意し、できれば、安全な物に交換するのが望ましいです。

口から体内に入る危険性があるもの
  • ウレタン塗装されている箸・お椀 ➡ 塗装なしのものか、本漆のものに替える。
  • プラスティック製の食器・まな板・食材ストッカー ➡ ガラスや陶器に替える。
  • カップ麺の容器 ➡ 容器のまま食べない。
  • 歯磨き剤 ➡ 研磨剤・合成界面活性剤フリーのものを選ぶ。
接触により体内に入り込む危険性があるもの
  • 洗濯用洗剤
  • 食器用洗剤
  • シャンプー
  • コンディショナー
  • 化粧品
  • 食品ラップ
  • 歯科材料<レジン>
日用品に潜む環境ホルモンの危険性

これらは一度に入ってくる量は微量でも、長年続くと体内に蓄積し、排出されずに様々な症状が現れる可能性があります。ヨーロッパのREACHでは人体に害を及ぼす可能性のある物質には、法律で厳しく規制しています。
REACHとは…化学物質とその安全な使用・取り扱い・用途に関するEUの法律のこと。

乳幼児は特に化学物質の影響を受けやすいため、REACHではビスフェノールAの哺乳瓶への使用を禁止しています。対して日本では、2008年に厚生労働省が【成人への影響は現時点で確認できないが、公衆衛生上の見地から、摂取を出来るだけ減らす事が適切】と発表し、メーカー側に規制を求めています。逆に言えば、毒性実験に基づいて人体に害がない量であれば使用を認めているので、全面的に使用を禁止したEU諸国の対応とは温度差があります。

身体に有害なものが侵入しても、自然治癒力・抵抗力・免疫力が正常に働いていれば心配はないのですが、現代人は減弱化しているので、そのためにも食生活がまず大変重要だと感じています。

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