世界ビタミンDデーの日(World vitamin D day)|札幌市西区 クラマス歯科|金属アレルギー、メタルフリー治療|歯科医院 歯医者

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世界ビタミンDデーの日(World vitamin D day)

今日(11月2日)は世界ビタミンDデーの日です。最近の「ビタミンD」に関する文献をご紹介します。

糖尿病の予防と治療に役立つ可能性がある

米国・タフツ大学医療センターの研究グループによりビタミンDと糖尿病の関連について研究結果が発表された。ビタミンDが糖尿病の発症リスクにおよぼす影響を比べた3件の臨床試験をメタ解析したところ、ビタミンDを十分に摂取している成人は、摂取していない成人と比べ、糖尿病発症リスクが約15%低下することが明らかになった。

参考文献:Vitamin D and Risk for Type 2 Diabetes in People With Prediabetes (Annals of Internal Medicine Vol. 176 No. 3, March 2023)

認知症の予防にも役立つ可能性がある

米国国立アルツハイマー病医療センターに登録された平均年齢71歳の高齢者1万2,388人を10年間追跡調査した。その結果、ビタミンDを摂取していた高齢者は、認知症の診断が最大で40%少ないことが明らかになった。特に、ビタミンD摂取による効果は、男性に比べて女性の方でより大きく、またアルツハイマー型認知症のリスク因子であるAPOEe4遺伝子をもっている群でより大きかった。

参考文献:Vitamin D supplementation and incident dementia: Effects of sex, APOE, and baseline cognitive status (Alzheimer's & Dementia: Diagnosis, Assessment & Disease Monitoring, 1 March 2023)

心臓病リスクを減少させる可能性がある

メルボルン大学やシドニー大学など豪州の研究施設研究者から成るグループが、ビタミンDを補給している高齢者では、未摂取の高齢者に比べ、重大な心疾患発症率が9%低いことを明らかした。(2014年から2020年にかけて、60歳〜84歳の2万1315人を対象に、心臓発作や脳卒中など重大な心血管疾患の発生状況について調べた前向き無作為二重盲比較試験)とくに心臓発作の発症率はビタミンD摂取グループの方がプラセボグループより19%低く、冠動脈血行再建術の割合は11%低かった。

参考文献:Vitamin D supplementation and major cardiovascular events: D-Health randomised controlled trial (BMJ, 28 June 2023)

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